2007年5月16日(水) 

ただで出来る両天秤(ステンビン)の製作



カレイ釣りには天秤ですね

25年前には良く使っていました

釣り具店をながめてきたのですが

300円〜800円もしていました

ロストすると

イソメ1パック分以上の痛手 (^^;)

もったいない、もったいない(笑)

そこで

今日は両天秤を作ってみました

春先に家内のワイパーを取り替えてあげたのです

その時にワイパーの替えゴムから出てきたのが

ステンレス製の細長い板でした

これは復元力があって何かに使えそうだと思っていました

それを思いだし

天秤に利用出来るだろうと考え

カー用品店になら取り替えた物が沢山あるんではなかろうかと

早速行ってきました

店員さんに

『取り替えたワイパーから出てきたステンレス棒はありませんか?』

と訊ねたところ

『入り口の所にありますからどうぞ持っていって下さい』

とのこと。

今まで入り口で見かけたことのない一斗缶に

取り外されたステンレス棒が無造作に入っていました

しかし、それは

まるで私が来るのを待っていたかのように (^^)



車種によって長いのから短いもの

幅の狭いものから広いものまでありました

選んでいると悩み始めてきましたので

無造作に30本くらい頂戴してきました

帰宅早速

製作に取りかかりました


ステンビンの制作行程

  

殆どのステンレス鋼がこのようになっていますので

両はじの部分をペンチなどで折り曲げ切断します

長い物はニッパなどで簡単に切断出来ますので好きな長さに調整して下さい

次にセンター出しです

    

左手で両端を持ち、右手でセンターを軽く折り曲げます

角度は後でも自由に出来ますのでセンター出しが出来れば良いでしょう

次に万力に挟みます



指を添えて万力に押し当てれば、反対側をやるときも同じ長さになります

万力が無くてもペンチ2本でも簡単にヒネリを入れられます

  

5mmくらいの場所をペンチ等で挟んで90度のヒネリを入れます

ヒネリを入れないまま使用すると水の抵抗が大きすぎて使えません



こういう形になります

次に

両天秤のセンターへサルカンとより戻しを取り付けます



銅線(5,6本分け束ねて)を10cmくらいに切ってサルカンが動かないように巻き付けます

   

瞬間接着剤を1〜2滴も垂らせば十分でしょう

  

乾いたらニッパで余分な所を切り落とします

両端のより戻し部分は折り曲げただけでも使えましたが



蛍光チューブを先に入れて折り返した部分に被せれば完璧です

出来上がった両テンビンです




verUP



エナメル線を取り出していた皮膜線の皮膜を使って



センターの押さえにしました

これがまた丁度良い太さでビクともしません

煩わしい手間が省けてもっと簡単に出来上がりました

皮膜とステン棒の間に接着剤を1滴垂らせば完璧でしょう

安くあげるために皮膜を使いましたが

ここも蛍光チューブを使えば買い揃えたもので出来上がります



サルカン1個で済ませたバージョン2.0(笑)



市販されている500円並みの両テンビンの出来上がりです

たった数分で出来上がります

これなら根掛かりなどでロストしても錘一個分の金額で済みますでしょ?(^^)

使用感は

底に着いてからシャクった時

一瞬魚が食ったような重みを感じますが

それ以降は普通の両天秤と同じような感覚で使えました

また

短いのを使ったときに二つのエサを1匹のカレイが食っていましたし

針同士からまなくて良いように

ステン鋼は長めの物・ハリスは短めが良いようです


釣果は?


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(ステンビンにダブルで来たマダラ 2008.5.9)


市販されている製品に劣りません

お金を掛けたくない方に
自信を持ってお薦めしたいと思います


どうぞ、天秤派の方はお試しあれ!

なによりタダ同然ですから(笑)

名前を付けました



捨テンビン!






ステンビン・応用制作記事の紹介

北海道在住 トシさんの両天秤制作記事

サルカンを1個で済ませた倹約タイプ

(この方法には気がつきませんでした)(^O^)
北海道在住 トシさんのスネーク天秤編制作記事

市販されているカレイ用のスネーク仕掛けを

ステンビンで応用