波の高さと風力

波の高さ

「波高」とは、発生した波の頂上から谷までの高さの差のことです。
波高は、風が強いほど、長く吹き続けるほど、また、風の吹く距離が長いほど高くなります。
 周期とは、ある点のうえで、波の頂上から次の波の頂上が来るまでの時間をいいます


私の場合は 三陸沖に出される波の高さの予報が
1m〜2mを安全波高
2〜3mを注意波高 4m以上を要注意波高 として考えています
但し、低気圧の位置やその他の条件によって注意が必要です

沿岸に押し寄せる波高は
三陸沖に出された波高の1/4前後のうねりに減衰されると考えています



風浪・うねり・波浪
風 浪  その海域で吹いている風によって生じる波のこと
うねり  風浪が風の吹かない領域にまで伝わった波、あるいは風が弱まった場合や
 風向が急に変化した場合に残された波のこと
波 浪  通常は、風浪とうねりは混在しており、それらをまとめて波浪といいます



風力の表し方
風力 風の吹き具合 風速(m/秒)
 静かで、煙がまっすぐあがる。 0〜0.3未満
 煙はたなびくが、風向計には感じない 0.3〜1.6未満
 風が顔に当たるのを感じ、木の葉が動く 1.6〜3.4未満
 木の葉や小枝がたえず動くき海面には白波が立つ 3.4〜5.5未満
 砂ぼこりがあがり、小枝がかなり動く。また海面の白波が多くなる 5.5〜8.0未満
 葉の茂った木がゆれる。海面はほとんど白波になる 8.0〜10.8未満
 大枝が動き、電線が鳴り、傘はさしにくい。波頭が白く泡立つ 10.8〜13.9未満
 樹木全体がゆれ、風に向かって歩きにくい。海面の白波が高くなる 13.9〜17.2未満
 小枝が折れ、風に向かって歩けない。海面の白波がくだけて水煙となる 17.2〜20.8未満
 建物に少しばかり損害が出る。海では大波が立つ 20.8〜24.5未満
10  樹木は根こそぎ倒れ、建物の損害も大きい。海では非常にに高い大波立つ 24.5〜28.5未満
11  建物に大損害が出る。海では山のように高い波が立つ 28.5〜32.7未満
12  さらに強い。海では船が覆される恐れがある 32.7以上


金沢地方気象台参照