島田U遺跡
2000年度・現地説明会 1
2000.9.30



緑7・8区の説明を受ける見学者
炭窯後・鍛冶炉後・住居跡が出土
<工房跡・竪穴状遺構> 22棟出土
ここで検出されている10棟は、床面に炉跡と考えられる焼土があるもので
埋土中からや羽口などの遺物が出土していることから、竪穴状遺構の
中でも、鉄生産に関連する工房跡と考えられます。



煙突穴が2つある、めずらしい住居跡
<竪穴住居跡> 49棟出土
大半の43棟が調査区の東西両側にある標高50m以上の大きな尾根に位置しています。
建てられる場所は限られ、同じ所で何度も建て替えが行われていました。
形と大きさは、隅に丸みのある四角形で一辺4〜5m前後のものが多く、最小は一辺約2,5m、
最大で約7mのもあります。かまどはトンネル状の刳り貫き式の煙突が殆どです。
住居でも鉄製品加工の小鍛冶を行っていたと思われる跡も残っています。




住居跡から顔をのぞかせている土器



山の中腹から出土した貝塚
<貝層> 1ヶ所出土
使われなくなった住居跡のくぼみに捨てられて出来た貝塚。
厚みは精査中ではっきりしていませんが、貝の種類はイガイが多く見受けられます。




主に二枚貝のイガイが多く、つぶも見受けられました

Next