後山T遺跡

たたら炉詳細図


2000.6.22
赤い丸で囲まれた部分が直径およそ110cmのたたら炉の跡(8号製鉄炉)
青く囲んだ所は、製鉄の途中に出てくる不純物を
掻き出して流し出したところ。沢山の鉄くずがあったそうです。




2000.8.5
その後の発掘により出土した炉跡(左)
右の炉跡は製鉄炉、左の炉跡は鍛冶炉と思われる。
右の炉で製鉄した鉄を再度左の炉で焼き直し
優れた鋼を作り出したと思われます。



深さおよそ60cm位の地下構造を8号製鉄炉
下層から
木炭・砂・鉄くず・粘土の4層の構造をもち
地下の水分が熱によって昇ってくるのを防ぐ。
これは水分によって炉の温度が下がるのを防ぐためである。
このような構造が確認・発見されたのは県内初だそうです。


一回目に製鉄されたと思われる鉄の塊と鉄くず

第2次現地説明会風景と資料と発掘された出土品

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